ぼっち・ざ・ろっく!のアニメを観た。忘れないうちに感想を書いておこうと思う。
正直なところ、これ、俺の話???って感じでかなり堪えた。米軍のPTSDケアのために見る映像みたいな感じ。行動と思考回路が別系統になっているタイプの人間にありがちな、つい脳内で色々考えて一人の世界に入ってしまうあの感じとか、とにかく深くつきささった。もしかするとTVシリーズとしてはオールタイムベストのアニメかもしれない。それくらい良かった。
この前、ザ・コンサルタント(The Accountant)という映画を見たばっかりだったので、それも相まってこういうテーマについてあれこれ考えていた。こちらも自閉症の人が主人公として出てくる。彼は会計士で、社会に少しずつ馴染もうとするが、いわゆる健常者エミュレーターみたいなのを頭の中で回して、愛想よく会話しようと頑張ってるのがとてもいい。僕らのように"コミュニケーションを後天的に覚えた人間"は、こんな感じのぎこちなさがあるんですよね。話の内容は全然違うけど、ぼざろと合わせて見るのおすすめです。(本当か???)
いつも一人でいるやつの微妙な描き分けも上手くて良かったです。「孤独を愛することができなければ、本当の自由は手に入らない。」っていうショーペンハウアーのカッコいい言葉があるように、そういう好きで一人になってるやつもいるけど、そうじゃないんだよな。べつに俺は孤独が好きなわけじゃない。できれば仲間に入りたいんだけど、それが無理だから結果的に孤独になってるんだよな・・・っていう。この辺がとてもリアルでいいです。
それと、希望を言えるなら、これを中学か高校生くらいの時に見たかったなという。そうすれば自信を持てたと思うし、変わらないといけない部分と、自分自身のアイデンティティとして変えてはいけない部分とについてもっとじっくり考えられたんじゃないかと思う。
映像の観点で言えば、久しぶりにこういうセンスが神の編集を見て羨ましくなりました。唐突なランダムモーメントが不安症のフラッシュバックの表現として良すぎる。あの感じはそのまま映像にすることは出来ないが、表現としてはとても合ってる。
あと学部生のころにマイケル・ムーアのドキュメンタリーにハマってこういう編集好きになったのを思い出しました。彼もこういうフザけた編集するじゃないですか。社会問題を扱う真剣なドキュメンタリーなんだけど、それでいて面白おかしく描く。真面目なのは大事だけど、それだけではダメなんです。映像というのは一種の「ショー」なので、面白く作る必要がある。慈善団体のホームページみたいに淡々と書くだけじゃいけない。見て面白くないと。ドキュメンタリーでもアニメでも映画でもその考えは同じ。そんなクリエイターの精神を感じることができてもう最高です。
この作品の一番いいところは、クリエイティブをやってると色んな人が色んなことを言ってくるんだけど、まあ言わせておきましょう。お前は自分らしい真っ直ぐなクリエイティブをやれ。って自信がつくところです。もちろんコミュ障は直したいです。
感動が冷めやまないうちにもう一周すると思います。ぼっちのフィギュアも買ってしまおうか
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